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感謝の声?寄附者からのメッセージ
支援を受けた学生からの感謝の声
廣岡栄子国際奨学金 受給学生からのメッセージ
人間文化総合科学研究科 住環境学専攻 博士前期課程1年 吉村 陽彩さん
留学先協定校:チェンマイ大学(タイ)
留学期間:2024.6.17~2024.10.29

この度は「奈良女子大学廣岡栄子国際奨学金」を受給させていただき心より感謝申し上げます。
私は人間文化総合科学研究科住環境学専攻に所属し、住生活学研究室にて人々の価値観の多様化に伴う住まいの変化の研究を行っております。将来は、建築分野においてグローバルに活躍できる人材を目指しており、国際力を高めるために、昨年タイで半年間の交換留学と修士研究を行いました。タイでは都市開発に伴い伝統家屋が減少し、人々の住まいが変化していることから、伝統家屋と生活文化の特徴を生かした将来の住まいの可能性について調査を行いました。いただいた奨学金は、留学中の生活費や研究費として活用させていただきました。長期間の留学は経済的に負担がありましたが、奨学金を受給させていただいたことで研究に集中でき、充実した留学生活を送ることができました。現在はタイでの調査の研究成果を社会に還元するため、学会での発表に向けて調査結果の分析と論文執筆に励んでいます。今後はさらに研究に励み、グローバルに活躍できる人材として社会貢献に取り組んでまいります。
今回の留学と研究は、廣岡栄子様ならびにご令弟様のご厚意によるご支援がなければ実現することができませんでした。貴重な機会を賜りましたことに改めて感謝申し上げます。
廣岡栄子国際奨学金
本奨学金は、卒業生である故 廣岡栄子さんのご遺志により、ご令弟から「なでしこ基金」へ頂戴した寄附金により、海外の大学への留学及び短期留学プログラムへの参加を希望する者に留学援助を行うものとして、令和5年度に創設されたものです。
卒業生である故 廣岡栄子さんについて
廣岡さんは昭和59年に奈良女子大学理学部数学科を卒業後、神戸大学の修士課程を修了、昭和61年に神戸製鋼所に入社、平成6年にコベルコ科研に出向してエンジニアとして活躍されました。女性の4年制大学進学率が10%程度であった時代に理学部に進学され、また就職当時は男女雇用機会均等法が施行されたことにより、女性が総合職として企業で活躍される先駆けとして、開拓心を持って様々な経験を積み重ね、女性エンジニアとして研鑽を積まれることでご活躍されました。母校である奈良女子大学への感謝のお気持ちが強く、母校に恩返しをしたいというご遺志を受け、ご令弟より「なでしこ基金」へご寄附いただきました。
寄附者からのメッセージ
ホームページの募金フォームにご記入いただいたものから、一部抜粋して掲載しています。
在学生のご家族より
- 子どものこれからの人生に多大な影響を与えていただきました貴大学へ、感謝申し上げます。
- 女性が活躍する社会への転換が日本の未来をつくる重要な鍵だと思います。社会を変えるムーブメントを起こす多様な分野で活動できる人財教育を後押しします。
卒業生?修了生より
- 奈良女子大学は、教授の先生方だけでなく熱意ある事務職員の方々にも支えられた素晴らしい大学だと思います。学生が卒業後も自信を持って各方面でご活躍できるよう願っております。
- 本年、大学を卒業後、約37年半勤務した就職先を無事に定年退職いたしました。教育くださった奈良女子大学並びに関係者の皆様には大変感謝致しております。ありがとうございました。現在の日本、世界は様々な大きな課題を抱えております。課題に向き合い社会をよき方向に導ける若い方々が育ち、活躍していただけたらなあと願っております。
お問い合わせ先
奈良女子大学なでしこ基金事務室(総務課内)
TEL:0742-20-3220
E-mail:somu02(at)jimu.nara-wu.ac.jp
※(at)は@に置き換えてください。