12月12日、奈良女子大学内佐保会館にて、若手の女形歌舞伎俳優として活躍する中村梅枝（ばいし）氏を講師に講演会が開催されました。当講演会は生活環境学部生活文化学コースが主催し、３回生の学生たちが企画?運営に携わりました。学生たちは事前に梅枝氏が出演した演目を映像で予習した上で聴講しました。
?講演タイトルは「女形風俗から観る歌舞伎」。これまで中村氏が演じた役の写真を示しながら、髪型や髪飾り、衣装、化粧法などによって登場人物の身分や舞台設定が理解できることなどが説明されました。また、赤姫の顔から鬼女へと梅枝氏自らが化粧筆で大胆に隈取を施して形相を変えていく動画を、学生は真剣に見入っていました。その後、梅枝氏と奈良国立大学機構榎本剛理事との対談、梅枝氏への質疑応答の時間がもたれました。学生にとって日本の古典芸能に触れる貴重な機会となりました。