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ならやま研究パークにて合同会社見学会を実施しました       


 平成29年8月8日(火)、ならやま研究パークにて、奈良女子大学・奈良工業高等専門学校・奈良県立大学による3校合同会社見学会を開催しました。
 ならやま研究パークは、奈良と京都の県境にある平城山(ならやま)丘陵にあります。日本書紀にも「邦羅山」として登場する奈良時代のモノ作りの集積地だった歴史ある場所で、本学からは15名の学生が参加しました。
 当日は、鞄都銀行のシンクタンクである南都経済研究所を起点として、晦TOUN、アイコム鰍ネらびに大和ハウス工業椛麹技術研究所の3か所を見学しました。
 晦TOUNは、パワーアシストロボットなどロボット技術を活かしたパナソニック系のベンチャー企業。会社名の「アトウン」はロボットと人間が「あ」と「うん」の呼吸となるべく名づけられています。商品化されているパワーアシストスーツは、近い将来、荷物集配や介護現場といった人間による労働作業を大きく軽減するものと思われました。
 アイコム鰍ヘ無線機器の草分けといった存在で、本社は大阪。各種無線通信方式、デジタル通信システム、無線応用システム等の研究開発がここで行われており、研究開発のプロセス説明を受けた後、デモ実験も見せていただき、どの学生も興味深く聞き入っていました。
 最後に見学した大和ハウス工業鰍ヘ、誰もが知っている日本を代表する総合住宅メーカー。総売上高は3兆5千億円を超える大企業です。総合技術研究所「テクノギャラリー」での地震体験、照度アップ窓、快適防音室等は、住環境を学ぶ学生はもちろん、将来家を建てようとする人にとって、大いに参考となります。また、「D’ミュージアム」の豊富な展示には目を見張り、創業者の「石橋信夫記念館」は、「奈良県からこんな偉人が出たのだ」と、改めて気づかされました。
 当日は、あいにくの雨でしたが、奈良市内にこのような多様な技術者集団がいる研究所があること自体知らない学生も多く、「最先端の技術に触れることができた」、「奈良から世界への未来への創造」といった感想もありました。また、工学系の学生に触れ合う機会の少ない奈良女子大学の学生が、モノ作りを得意とする奈良工業高等専門学校の学生達との意見交換・交流を深められたことは大変有益な機会となりました。
 今後、第2弾、第3弾といった3校合同会社見学会を企画する際には、できるだけ多くの学生に参加いただくことを望んでいます。

            
            南都経済研究所にてならやま研究パークの        晦TOUNにてパワーアシストスーツの
                 概要説明を聞く様子              デモンストレーションの様子          

                  
           アイコム鰍ノてデジタル通信説明を受ける様子     大和ハウス工業椛麹技術研究所にて
                                 「地震体感システム」で揺れの大きさを体感している様子。

                                                                                                   
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