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地域志向科目「なら学+(プラス)」が開講中です〜奈良を通じて地方創生への知見を深めよう!〜   


 地域志向科目の一つである「なら学+(プラス)」(教養教育科目)が開講中です。この授業では、COC+参加大学、県内自治体・企業から多彩なゲストスピーカーをお迎えし、様々な視点から奈良の課題や取り組みについて学ぶことによって、 問題解決力、提案力を養い、奈良はもちろんのこと、地元に帰っても活躍できる未来の地域リーダーの育成を目指しています。今年度は全ムヌヨ゙ヘィ_ヨミケフ蟯ハヘホィメサケルヘから208名の学生が受講しています。 講義スケジュールは下記の通りです。1コマ90分の授業に、行政・民間双方からゲスト講師をお招きして、多面的なモノの見方を促し、また授業冒頭には、前回授業の受講生感想と、講師からのコメントをもとに振り返りを行い、奈良の課題を様々な他者と学ぶ授業構成としています。
 本記事作成時点で、第10回までの授業が終了していますが、授業の雰囲気をつかんで頂くため、以下に第3回の「観光産業への理解を深め、課題を探る」及び、第8回の「伝統産業(林業)の理解と課題を探る」の授業を紹介いたします。
 また、最終回(1月29日)は本学サテライト教育施設のある十津川村ならびに野迫川村で活動している学生の取組実績発表ならびに南都経済研究所研究員による地方創生にかかる総括講演授業を行います。この最終回授業は公開講座としますので、興味のある学生の皆さんは是非S235教室にお越しください。


 1.平成30年度なら学+(プラス)授業スケジュール

授業内容 担当教員(ゲスト講師)

1

ガイダンス やまと共創郷育センター

2

奈良でのコンテンツツーリズムを考える 奈良県立大学【COC+参加校】

3

観光産業への理解を深め、課題を探る 奈良市観光協会&飛鳥観光協会

4

女性の起業やワーク&ライフプランを考える 奈良県女性活躍推進課&概able a Cloth

5

生活福祉(地域で暮らす)を考える 奈良佐保短期大学【COC+協力校】

6

地域福祉(地域で暮らす)を考える 奈良県社会福祉協議会&(社福)功有会

7

モノづくりを通じての地方創生 奈良工業高等専門学校【COC+参加校】

8

伝統産業(林業)の理解と課題を探る 奈良県森林技術センター&潟Cムラ

9

産学連携と地場産業(靴下)の理解と課題を探る 奈良女子大学&潟Lタイ

10

伝統産業(製薬)の理解と課題を探る 奈良県薬事研究センター&田村薬品工業

11

地域社会における技術者の役割 奈良工業高等専門学校【COC+参加校】

12

奈良の現代産業に聞く 晦TOUN&DMG森精機

13

柿(奈良特産)を通じたマーケティングを考える 奈良県農林部&潟}ックス

14

地方自治体の役割・課題を探る 奈良県地域振興部&下市町

15

学生による地域活動発表と地方創生にかかる講演 (一財)南都経済研究所

 2.授業紹介(平成30年10月16日実施)
   「観光産業への理解を深め、課題を探る」
     奈良市観光協会 専務理事 高橋 一 様    飛鳥観光協会 事務局長 小野 智貴 様 

     (1)授業概要

奈良市観光協会からは、奈良の観光の現状と大阪・京都への近接ならびに人気があるのに滞在時間が少ないといった課題。観光情報の多様化への対応の話の他、奈良市観光協会の事業計画についても講義をいただいた。 一方、飛鳥観光協会からは飛鳥の観光資源は豊富だが歴史的景観は住民の努力により保持されていることや、『観・感・泊・食・買』をキーワードにした「明日香まるごと博物館」実現に向けた取組の講義をいただいた。

     (2)学生の意見や感想(抜粋)

・滞在時間が少なく、「奈良にお金が落ちない」という課題がよくわかった。
・奈良に関りを持つ者として、奈良の観光についての課題を共に知り考えることができて良かった。
・奈良市・明日香村とも、現代人が一度立ち返らなければならない日本の魅力を感じることができる場所なので、もっとその点を活用して欲しい。
・新しいものを創造するより、地域にあるものを生かして集客したほうが、リピータになってもらえるのかなと感じました。

     (3)授業成果(担当教員前川コメント)

奈良と言えば「大仏と鹿」といわれるように観光産業が主体というイメージがある。インバウンド効果により日中は外国人で賑やかな奈良市と知名度は抜群だが昭和60年以降観光客数が減少している明日香村から外部講師を迎え、 観光の現状と課題ならびに新たな取組等について学ぶことにより資源を活かしながら地方創生へのアプローチ方法の多種・多様性について学ぶことが出来た。
      授業風景
             
 3.授業紹介(平成30年11月27日実施)
   「伝統産業(林業)の理解と課題を探る」
     奈良県森林技術センター 所長 室垣内 清明 様    潟Cムラ 代表取締役 井村 義嗣 様 

     (1)授業概要

室垣内所長からは、木材の見本を持参いただき、吉野林業の歴史ならびに強みと課題、木材の長所と短所、奈良の木は健康・快適な暮らしに役立つことを講義いただき、奈良県が取り組んでいる木質化の事例などを紹介いただいた。 一方、奈良県の木を最も多く使う住宅会社である潟Cムラからは、「地産地消・自社で大工を育てる・川上村での森林体験学習の話」など吉野杉を通じたお客様との橋渡しや林業再生へのプロジェクト等の講義をいただいた。

     (2)学生の意見や感想(抜粋)

・実際に木に触れて年輪幅の違いに驚いた。
・女性が林業の世界でどのように活躍できるのか気になりました。
・木にしかない温かみや香りを生かした商品開発、利用が大切だと思った。
・イムラさんの大工さんの育成や子どもたちへの教育、社有林の育成など次世代への取組はすごいと思う。
・うまくメディアを活用して木と触れ合える機会を増やすことが大切だと思います。

     (3)授業成果(担当教員前川コメント)

奈良県森林技術センターは、歴史がある吉野杉について行政・主に出材側からの話をいただいた。 潟Cムラさんからは吉野材を使用するハウスメーカー側として講義いただいた。需要側・供給側双方からの吉野材にかける熱い思いが学生に響いた回であった。
      授業風景
            

 
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